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顧問の先生
ご紹介

小林 重雄

東京都出身。1968年に日本で初めて自閉症児への行動療法導入を山形で開始する。
自閉症への取り組みは45年、行動療法によるアプローチは40年になる。
1979年に「自閉症児の治療教育に関する行動論的アプローチ」で博士号を取得。
山形大学、東京教育大学、筑波大学での教員職を通して、優秀な学生、研究生、地域の方々に恵まれて画期的な山形方式、筑波方式を生み出し、結果として韓国、台湾も含み日本中に多くの研究者、臨床実践家を送り出している。
1999年に筑波大学を定年退職後、吉備国際大学、ノートルダム清心女子大学、名古屋経済大学で教鞭を取り、2013年に48年間にわたる大学教官のポストから引退した。
現在は自閉症スペクトラムを中心とした発達障害の臨床実践への取り組みを継続している。
筑波大学名誉教授。

おもな著作

【日本文化科学社】
小林重雄・杉山雅彦(編著) 1984 自閉症児のことばの指導 東京:日本文化科学社
小林重雄(共著) 1991 日本版WAIS-R採点の実際 東京:日本文化科学社
三澤義一(監修) 小林重雄・藤田和弘・前川久男・大六一志(編著) 1993 日本版WAIS-R簡易実施法 東京:日本文化科学社
小林重雄・藤田和弘・前川久男・大六一志・山中克夫(共編著) 1998 日本版WAIS-Rの理論と臨床:実践的利用のための詳しい解説 東京:日本文化科学社
【コレール社】
小林重雄(編著) 2001 心理学概論 東京:コレール社
小林重雄(編著) 2001 講座臨床心理学1 総説臨床心理学 武蔵野:コレール社
小林重雄・園山繁樹・野口幸弘(編著) 2003 自閉性障害の理解と援助 武蔵野:コレール社
小林重雄(監修) 小林重雄・古賀靖之(編著) 2004 講座臨床心理学5 医療臨床心理学 武蔵野:コレール社
【黎明書房】
小林重雄・大野裕史(編著) 1988 情緒障害児双書 自閉症 名古屋:黎明書房
内山喜久雄(監修) 小林重雄・加藤哲文(編著) 1995 情緒障害児双書3 言語障害 名古屋:黎明書房
【川島書店】
小林重雄(編著) 1980 子どもの行動療法 自閉症児:その臨床例と技法 東京:川島書店
内山喜久雄(監修) 小林重雄(編著) 2000 「実践入門カウンセリング」シリーズ5 実践入門福祉カウンセリング:福祉実践に生かすカウンセリングの技法 東京:川島書店
【学苑社】
奥田健二・小林重雄(著者) 2009 自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座 東京:学苑社
ほか多数

先生からのコメント

教育・療育の分野でABA(応用行動分析)がクローズアップしてまいりました。この発想からのアプローチは素晴らしい。
「ころん」がABAを基礎として療育を展開していることは子どもの成長に大いに期待できます。
ABAは対処するテクニックで有名となりましたが、「どのような理由から生じ、対応した処方を提案する」(アセスメント)から「どの場で誰が実施する」(トリートメント)そして「生き生きとした活動の形成、持続と広がりを評価する」(維持と般化)といった最も合理的な組み立てをしてとり組んでいるのです。